大学編入の倍率は合否に関係なし【国公立編入合格者が語る】

大学編入の倍率は合否に関係ない、難易度も低いです

「大学編入の倍率ってどれくらいなんだろ?」
「一般入試に比べて大学編入の倍率は高くて不安だな…」

大学編入を検討すると気になるのが”倍率”ですよね。

こんにちは。
ステップ編入学院スッタフのわかやまです。

今回の記事のテーマは「大学編入の倍率」です。

ちなみにこの記事を書いている私は大学受験に失敗してFラン大学に進学しました。
学歴にコンプレックスを抱えたまま大学生活を送っていましたが、編入試験の存在を知り大阪大学、神戸大学に合格することができました。

そういった経歴を持つ私ですが、大学編入を検討し始めた当初はあまりの倍率の高さに受験を諦めることすら考えました。「倍率5倍なんて自分にはとても合格できそうにないな…」「倍率が高いってことは当然合格は難しいってことだよな…」といった疑問を持っていました。

同じような疑問や不安を持っている人も多いのではないでしょうか?

でもその疑問や不安は間違いであり、編入試験の倍率は合否に全く関係ありません。

記事前半では『編入試験の倍率は合否に関係ない理由』を解説しつつ、後半では『倍率を気にせず受験校を選ぶ方法』を具体的に解説します。

大学編入の倍率は全く合否に関係ない理由

倍率が合否に関係ないと言われてもまだ信じられないかもしれません。
ここから編入試験における倍率は合否に関係ないことをみていきましょう。

正確な倍率は予想できない

そもそもですが編入試験の倍率は正確な数字ではありません…。
あなたは正確な数字でないものを信じるでしょうか?

受験者数、合格者数は毎年大きく異なる

一般受験と違い編入試験は、受験者数が毎年バラついているため、正確な倍率が計算しにくいです。

下の表は過去3年の「大阪大学 法学部」の受験者数、合格者数、倍率です。

年度 受験者数 合格者数 倍率
平成31年度 28人 3人 9.3倍
平成30年度 35人 3人 11.6倍
平成29年度 48人 4人 12倍

上記の通りで過去3年間の受験者数は28人〜48人で推移していて、倍率は9〜12倍まで開きがあることがわかります。

本来、倍率を計算するメリットは過去のデータから、あなたが受験するときの倍率を予想して、戦略を立てるためです。一般入試ではここまで倍率にばらつきが生じることはほとんどありません。

一方で編入試験ではこれだけバラツキがあるため、正確な倍率を出すことができないので、そもそも編入試験で倍率を計算する意味やメリットは全くないということになります。

募集人数が若干名

また編入し気の募集要項を確認した人は知っているかも知れませんが、募集人数が「若干名」と記載されているのをみたことがある人もいるのではないでしょうか?

倍率を計算するには”合格者数”と”受験者数”が必要です。なので「若干名」と記載があると倍率が計算できません。合格者数が0人の可能性もおおいにあります。
ここからも正確な倍率は計算できないことがわかります。

なおこの「若干名」とは大学側が設定する学力を持っていて、なおかつ大学側の都合(留年生や受験者数などのかねあい)が合えば合格にしますよ。という意味を持っています。

学部定員が設定されていて学科の定員がわからないパターン

募集要項を確認すると、学部全体で合格者数が合計〇〇人と記載されているのをみたことがあ流人もいるのではないでしょうか?
これは化学科、電気科、情報科、機械科があるのにも関わらず、学部で合格者数を「定員20人」などと記載している場合です。

ここで「定員が20人なんだな」と安心するのは危険です。

というのもその定員は学部での定員で、学科の定員はわからないからです。

例えばですがこのパターンで有名なのが、「大阪大学 人間科学部」、「神戸大学 工学部」です。

大学名 学部 募集人数 学科
神戸大学 工学部 20人 建築学科、市民工学科、電気電子工学科、機会工学科、応用化学科、情報知能工学科
大阪大学 人間科学部 20人 行動学、社会学、教育学、共生学

この通りで学部単体では募集人数を明記している一方でその学部内には複数の学科が存在していて、学科単位では合格者数がわかりませんし、ばらつきがあるので正確な倍率を知ることができません。

神戸大学の応用化学科志望 → 学科単位での合格者がわからない → 倍率がわからない

といった感じで、志望学科の正確な倍率を知ることはできません。

また学部単体で募集人数を明記していますが、実際には「合格者が16人」、「合格者が22人」などばらつくことがほとんどです。
こういった理由から大学編入の合格者が一定でないため、倍率は大きく変わります。

ここまでで「編入試験では倍率は関係なさそうだなぁ」と思っていただけたかなと思います。
ただ同時に出てくる疑問が、「倍率は関係ないけど、どうやって受験校を選べばいいんだろう?」という疑問ですよね。

ここから実際に私が編入時に受験校を選ぶ時に気をつけたことを紹介していきます。

倍率を気にせず受験校を選ぶ注意点3つ

情報不足で受験を諦めることはとても残念なことで、可能性をとだえさえることになりかねません。
実際に私もFラン大学から編入試験を受験する時に正しい情報を持たなければ、大阪大学や神戸大学には合格することはなかったと思います。

ましてや受験して挑戦することもなかったはずです。

注意1. 合格条件を満たす受験者が少ない←約30%ほど

まず知っておいて欲しいのが合格条件を満たす受験者数は30%ほどということです。

編入試験は日程が被らない限り、いくらでも受験することが可能です。そのため記念受験や学力が満たないのにも関わらず、受験する人が多くいます。

見かけの倍率は10倍でも、実際の倍率は3倍というようなことが多々あります。
そのため倍率が高いから受験は辞めておこうかな?とおうことは絶対にしないよう注意が必要です。

注意2. 志望校は2ランク上の大学を選ぶべき

編入試験は一発逆転のチャンスがある夢のような試験です。
信じられないかもしれませんが、志望校は2ランク上の大学にしましょう。

編入試験は「受験者数、募集人数、合格者数、合格最低点」など不透明な点が多いので、ある程度実力があれば想像以上の大学に合格できたりします。
実際に私は「Fラン大学だから関関同立かMARCHに合格できれば十分だな…旧帝大学や神戸大学なんてレベルが違う」と思い込んでいました。しかし過去問を分析し、過去の受験データを調べたり、受験生の話を聞くことで自分も目指すことができると気付きました。

正しい情報を知っているか知っていないかが編入試験の分かれ目になります。あのまま正しい情報を知らずに挑戦しなかったらどれだけ恐ろしかったかと思います。とにかく調べて調べて情報を得ましょう。

地方国公立が第一志望 → 旧帝大学を目指しましょう
同志社大学が第一志望 → 神戸大学を目指しましょう
神戸大学が第一志望 → 大阪大学を目指しましょう

2ランク上の大学を目指すとは具体的に上記の通りです。

こういったアドバイスをすると「高望みして本来の志望校も落ちたらどうするんだ?」という質問もいただきますが、2ランク上の大学を第一志望にして勉強を進めれば確実に本来の志望校には合格できるので安心してください。

ここは一般の受験と同じですが、目標を高く持つことでレベルアップします。

注意3. 最低3校は受験する

編入試験を受ける目的は様々ですが、ほとんどの人が「他大学に合格したい」という思いを持っているかと思います。

そんな編入志望者は、日程がかさならない限りは何校でも受験できる編入試験最大のメリットを使わないてはありません。

だいたいですがステップ編入学院では3校受験する人が多いですし、実際に私も3校の大学を受験しました。

おまけ:倍率を簡単に計算する方法

ここまで編入試験で倍率は気にしても意味がない理由を語ってきましたが、それでも気になる人もいますよね。
そんな時に役立つのがこの本です。

まるわかり!大学編入データブック(2019-2020年度版)

受験日、試験科目など受験に関する情報がのっています。

パソコンやスマホで実際に倍率を計算するとなると、「大学のホームページ → 編入学ページ → 募集要項」といったステップで調べる必要があってかなり時間も勿体無いんですよね。

でもこの本では編入試験の実施状況、出願者数、受験者数、合格者数が網羅されていて、知りたい情報を時間をかけることなく知ることができます。
ただこの本には1点不満がありまして、大学名で索引できないという点です…。これが結構めんどくさかったりします。

ただ勉強の休憩時間や空いた時間に精神安定剤として、やる気を出したり、情報を知って安心したりするために1冊手元に置いておくのもありかと思います。編入試験を受験するなら持っていても損はしない感じですね。

どこの大学が編入試験を実施しているのかも知れるので、滑り止めを決める時の参考にもなりますし気になる方はあって損はないかと。

最後に

編入試験の倍率を気にしているあなたは、今の大学生活や社会生活にどんな悩みや不安を持っていますか?

「どうしても大学編入で学歴が欲しい。」
「不安だけど編入試験に挑戦してみようかな?」

悩みや不安は人それぞれかと思います。ただ一つ言えるのは編入試験は人生を変えることができる受験だということです。

自分の可能性を信じ、継続した努力をおこなうことで一般入試よりも高い確率で国公立や難関私大を目指すことができるチャンスがあります。ステップ編入学院ではそのような受験生のサポートを行っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。