大学編入の倍率は合否に関係ない、難易度も低いです

大学編入の倍率は合否に関係ない、難易度も低いです

こんにちは!ステップ編入学院の運営です!

この記事では、

編入受験生

大学編入の倍率が知りたいな…志望校は倍率が高そうだしレベルを下げた方がいいのかな?

という疑問にお答えします。

結論ですが大学編入の倍率は合否に関係ありません。
記事内で深掘りしつつ、編入試験の仕組みについても解説します。

ブログ記事執筆担当わかやま

ちなみにこの記事を書いている僕は大学受験に失敗してFラン大学に進学。編入試験を知り人生を変えたい一心で努力し、大阪大学、神戸大学に合格しました。そういった経験から解説します。

〜本記事の内容〜

  • 編入試験の正確な倍率がわからない3つの理由
  • 倍率が高くても難易度が高いという意味ではない
  • 精神安定剤:ある程度正確な倍率を知る方法

〜動画でも紹介中!〜

編入試験の正確な倍率がわからない3つの理由

編入試験で倍率は気にする必要なしなのですが、そもそも編入試験の正確な倍率はわかりません。
「正確ではない数字 = 信頼できない」ので、倍率を気にしても意味がありません。

詳しく説明します。

若干名のパターン

倍率を計算するには”合格者数”と”受験者数”が必要です。

大学の募集要項やホームページを確認すると、「若干名」と募集人数を記載しているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか?

「若干名」とはかなりあいまいですが、0人〜数人という意味です。

この通りで大学編入は一般受験とは違い、合格者数が一定ではないため正確な倍率を計算することができません。

学部定員が設定されていて学科の定員がわからないパターン

学部で合格者数を「定員20人」などと記載している場合があります。

ここで「定員が20人なんだな」と安心するのは危険です。

というのもその定員は学部での定員で、学科の定員はわからないからです。

例えばですがこのパターンで有名なのが、「大阪大学 人間科学部」、「神戸大学 工学部」です。

大学名 学部 募集人数 学科
神戸大学 工学部 20人 建築学科、市民工学科、電気電子工学科、機会工学科、応用化学科、情報知能工学科
大阪大学 人間科学部 20人 行動学、社会学、教育学、共生学

上記の通りで学部単体では募集人数を明記している一方でその学部内には複数の学科が存在していて、学科単位では合格者数がわかりませんし、ばらつきがあるので正確な倍率を知ることができません。

神戸大学の応用化学科志望 → 学科単位での合格者がわからない → 倍率がわからない

といった感じで、志望学科の正確な倍率を知ることはできません。

また学部単体で募集人数を明記していますが、実際には「合格者が16人」、「合格者が22人」などばらつくことがほとんどです。

こういった理由から大学編入の合格者が一定でないため、倍率は大きく変わります。

受験者数が毎年バラつく

一般受験と違い編入試験は、受験者数が毎年バラついているのも倍率が計算しにくい理由です。

下の表は過去3年の「大阪大学 経済学部」の受験者数です。

大学・学部 平成31年度 平成30年度 平成29年度
大阪大学 経済学部 62人 46人 57人

上記の通りで受験者数が40~60人で推移しており、募集人数が10人であることからかなりのバラツキがあることがわかります。

倍率を計算するメリットは過去のデータから、あなたが受験するときの倍率を予想して、戦略を立てるためです。

これだけバラツキがあっては、正確な倍率を出すことができないため、そもそも編入試験で倍率を計算する意味やメリットは全くありません。

倍率が高くても難易度が高いという意味ではない

編入試験で正確な倍率を知ることはできないことがわかっていただけたかと思います。

とはいえ、

編入受験生

倍率が意味ないのはわかったけど、受験者数が多くて合格者数が少なかったらやっぱりビビってしまうな…

という方も多いかと思います。

ここから「受験者数が多くて合格者数が少ない → 倍率が高い」場合でも、難易度が高いという意味ではない理由について解説します。

何校でも受験できる

編入試験ってなぜかどこの大学も学部も受験者数が多いですよね。

理由は単純で「何校でも受験できるから」です。

一般受験で国公立を受験する場合は、最大でも「前期試験と後期試験」の2回だけ。一方で編入試験では日程がかぶらない限り何校でも国公立を受験することができます。

あまり一般的に知られていないことですが、国公立を何校も受験できるってかなりチート行為ですよね。そういった理由からFラン大学からとにかく国公立に進学したい人が片っ端から国公立を受験するために受験者数が多くなるケースが多いです。

編入受験生

とりあえず受験しとくかぁ〜

なので見かけの倍率は高くなりますが、実際に合格圏内の受験者は受験者数の4割程度と考えて問題ありません。

最低合格ラインが存在する

これはあまり知られていない情報ですが、編入試験には「最低合格ライン」が存在します。

まずは下記のデータを見てください。

大学・学部 募集人数 平成31年度 平成30年度 平成29年度
大阪大学 法学部 10人 3人 3人 4人

「大阪大学 法学部」の合格者数ですが、募集人数10人に対して定員を下回る3,4人しか合格していないことがわかります。

この点が一般の大学受験と大きく違う点です。合格者数が募集人数を下回っているのは、大学が設定している基準に学力が満たされていないから。かなり単純ですが、編入試験は倍率というよりも自分との戦いになります。

一方で編入試験で人気のある大学や学部では、だいたい募集人数前後の合格者が出ます。この理由は「人気 → 受験者数が多い → 合格ラインを超えてくる人が一定数いる」からです。この場合は自分との戦いはもちろんですが、まわりの受験者よりも高い点数を取る必要があります。

なので倍率を気にするよりもまず、志望する大学の「最低合格ライン」がどこらへんなのかしっかり把握することが大切ですよ!だいたい7割以上取れればOKです。

志望校は2ランク上の大学がおすすめ

よく、

編入受験生

倍率が高そうだから志望校のレベルを下げようか迷っています…

という質問をされることがあります。

僕はこういった質問に対して「志望校は2ランク上の大学にしましょう」と答えています。

繰り返しになりますが、編入試験の倍率は気にする必要なしです。

編入試験は「受験者数、募集人数、合格者数、合格最低点」など不透明な点が多いので、ある程度実力があれば想像以上の大学に合格できたりします。

  • 地方国公立が第一志望 → 旧帝大学を目指しましょう
  • 同志社大学が第一志望 → 神戸大学を目指しましょう
  • 神戸大学が第一志望 → 大阪大学を目指しましょう

上記の通りでアドバイスしています。

こういうアドバイスをすると「高望みして本来の志望校も落ちたらどうするんだ?」という声も聞くのですが、2ランク上の大学を第一志望にして勉強を進めれば確実に本来の志望校には合格できるので安心してください。

ここは一般の受験と同じですが、目標を高く持つことでレベルアップする感じです。

実際の編入試験でも

編入受験生

自分はFラン大学だからとりあえず同志社大学を目指すか。神戸大学は倍率が高いし難しそう…

という人が多いのですが、自分に殻を作って可能性を狭めるのはNGです。

今回あなたはこの記事を読んだことで、「編入試験での倍率は意味なし」と理解したはずなので、また一つ可能性が広まったかと思います。こういった感じで編入試験では正しい情報を知ることで、他の受験生と差がつき1ランクも2ランクも上の大学に進学することができるようになりますよ。

なので積極的に情報は取りにいくようにしましょう。

とはいえどの情報も信じるのはNG

少し脱線しますが、ネットで調べた編入試験情報を全て信じるのはNGです。

とくに、

編入で私立大学のみ合格した人の情報は再現性が低いので注意

です。

というのも私立大学への編入は国公立よりも盛り上がっていないので、圧倒的に受験者数が少ないです。そのためまぐれで合格しりたり、間違った情報で勉強を進めてたまたま合格した場合がほとんどです。ぶっちゃけ関関同立や早稲田への編入は国公立に比べ難易度がかなり低いかと思います。

再現性が低いとはサンプル数が少ないということなので信じるのは危険ということです。

息子2人を東大に合格させた教育方法 → サンプル数は息子2人で時頭にもよって再現性が低いので自分の子供に同じ教育をするのは危険

と同じですね。

情報の信頼の判断としては、「旧帝大学または神戸大学レベルの大学を合格」した人の情報を信じるようにするのが無難です。

精神安定剤:ある程度正確な倍率を知る方法

ここまで編入試験で倍率は気にしても意味がない理由を語ってきましたが、それでも気になる人もいますよね。

そんな時に役立つのがこの本です。

まるわかり!大学編入データブック(2019-2020年度版)

実際に倍率を計算するとなると、「大学のホームページ → 編入学ページ → 募集要項」といったステップで調べる必要があってかなり時間も勿体無いんですよね。

でもこの本では編入試験の実施状況、出願者数、受験者数、合格者数が網羅されていて、知りたい情報を時間をかけることなく知ることができます。

勉強の休憩時間や空いた時間に精神安定剤として、やる気を出したり、情報を知って安心したりするために1冊手元に置いておくのもありかと思います。

どこの大学が編入試験を実施しているのかも知れるので、滑り止めを決める時の参考にもなりますし気になる方はあって損はないかと。

まとめ:編入試験の倍率は気にする必要なし

以上ですが、編入試験の倍率を気にしても意味ないとわかっていただけたかと思います。

また正しい情報を知ることで1ランク、2ランク上の大学を目指せることも可能になるので、しっかり正しい情報をとって編入試験を有利に進めましょう。

この記事の内容をまとめておきます。

  • 編入試験の募集人数、受験人数、合格者はバラツキがあるので正確な倍率は知ることができない
  • 何校でも受験できるので見かけの倍率は高くなる
  • 最低合格ラインを目指そう
  • 2ランク上の大学を志望校に設定すればOK

大学編入は倍率ではなく自分との戦いです。また決して難しくないので最低合格ラインを見極めて勉強を進めれば必ず合格できます。

一歩先をゆく先輩として編入合格の先で待っていますので、ぜひ編入試験に合格して同じ景色をみたいなと思います。