大学編入で必要なTOEICスコアは?【対策と勉強方法】
こんにちは!ステップ編入学院の運営です!
この記事では、
大学編入でTOEICのスコア提出が必要だけど、
・どれくらいのスコアを取ればいいんだろ?
・効率のいい勉強方法はあるのかな?
・いつまでに取ればいいんだろう?
わからないことだらけだな…
という疑問にお答えします。
結論ですが、TOEICスコアは最低でも理系なら600点、文系なら730点以上取りましょう。
大学編入で国公立・難関私大に合格圏内に入るにはこの点数で問題ありません。
とはいえ各大学・学部によるので、記事内で深掘りします。
ちなみにこの記事を書いている僕は大学受験に失敗してFラン大学に進学。編入試験を知り人生を変えたい一心で努力し、大阪大学、神戸大学に合格しました。そういった経験から解説します。
〜本記事の内容〜
- TOEIC対策が編入試験で重要な理由を解説
- 大学編入のTOEICは理系なら600点、文系なら730点以上取るべき
- TOEIC対策の難易度【文系>理系】
- 大学編入のTOEIC勉強方法
この記事を読めば、「編入試験で必要なTOEICってどれくらい勉強すればいいの?」、「TOEICの勉強方法がわからないな…」といった疑問がなくなりますよ!
TOEIC対策が編入試験で重要な理由を解説
編入試験で英語は必ず出題されます。TOEICスコア提出は準備をしてる人、してない人の差が大きく開くのでとても重要です。
編入試験で英語は必須【2種類の出題形式】
編入試験は大学によって出題科目数は様々ですが、どこの大学でもほぼ確実に英語は出題されます。
そんな英語の出題形式は試験当日の筆記試験とTOEICスコア提出の2種類です。
- 筆記試験 ・・・ 試験当日に英語の筆記試験が出題される。
- TOEICスコア提出 ・・・ 事前に所得したTOEICスコアの中から最も高スコアの証明書を提出。
TOEICスコアの提出と聞くと身構える人も多いのですが、当日の筆記試験よりTOEICスコアの提出の方が圧倒的によく対策することが可能です。
逆に言えばしっかり準備でいる分、準備している人としていない人の差が開きやすいです。
それぞれのメリット、デメリットはこの通りです。
当日の筆記試験はデメリットが多い
当日の筆記試験は試験本番の一発勝負のため、試験当日に体調不良で頭が動かなかったり、苦手分野が出題された場合は高得点を取ることが難しく不合格になってしまう可能性があります。
また大学・学部・学科によって出題される内容が異なるので、複数校受験する場合は各大学に対応した対策が必要になります。そのため英語一科目と言えど対策範囲は広くなってしまい、他の教科の対策が疎かになってしまう可能性があります。
TOEICスコア提出はメリットが多い
一方でTOEICスコアの提出はメリットが多く、有利に編入試験を進めることができます。
というのもTOEICの試験は年間10回実施されているので、全て受験した場合は英語の試験を10回受けたことになるからです。それだけチャンスがあるということです。しかもTOEICは受験回数が増えれば増えるほど、スコアが上がることが証明されています。
また1度でも高得点のスコアを所得しておくと、TOEICスコアの提出が必要な大学でスコアを使い回すことが可能です。そのため複数校受験する場合でも英語を対策する必要がなくなり、その分他の教科の対策に時間を使うことができ、合格できる可能性がグッと上がるんです。
デメリットとしてはTOEICを受験するには受験料がかかってしまいます。しかし1点でも高いスコアを所得して有利に編入試験を進められると考えれば安い投資だと思います。ステップ編入学院ではできるだけTOEICを受験することをおすすめしています。
ちなみにTOEICスコアには2年間の有効期限があるので、編入試験を受験しようか迷っている人や、どの科目から対策すればいいかわからない人はとりあえずTOEICを受験しておくことをおすすめします。
TOEIC IPテストはNGです
補足情報として大学編入で使用できるTOEICスコアは公式テストに限ります。
そのため大学や専門学校で格安または無料で受験できるIPテストのスコアは使用できないため注意が必要です。
大学編入のTOEICは理系なら600点、文系なら730点以上取るべき理由
志望校を受験するのにTOEICスコアの提出が必須の場合は、理系なら600点、文系なら730点以上あれば問題なしと思っていて大丈夫です。
TOEICスコア=英語の点数です
まずTOEICスコアの提出と聞くと、
とりあえず受験して提出しとけばOKなのかな〜?
と勘違いしている受験生が多いですがNGです。
TOEICスコアの提出は何も大学側が気まぐれで行なっているのではなく、英語力を確認するために行なっていて、英語の試験の代わりとして提出を必須にしているからです。
なので1点でも高いスコアを提出すべきです。
しかも600点や730点というスコアは一見高いように感じますが、しっかり対策を取れば十分取れる点数です。
大学編入は英語が苦手な人が多いので、TOEICで高スコアを取るとかなり優位に立つことができますよ。
さきほども説明しましたが何度も受験できるTOEICが英語試験の代わりになると考えれば、当日の筆記試験より準備しやすいですよね。
各大学・学部でTOEICの足切りが存在する
理系なら600点、文系なら730点と言いましたが、各大学によってTOEICの足切りが存在するので、募集要項は要チェックです。
スコアが〇〇点数以上ある人しか出願、受験できません。といった足切りですね。
大阪大学 外国語学部・英語専攻 | 730点 |
上智大学 外国語学部・英語学科 | 945点 |
上智大学 経済学部 | 785点 |
名古屋大学 経済学部 | 590点 |
神戸大学 文学部 | 730点 |
横浜国立大学 経済学部 | 500点 |
青山学院大学 文学部・英米文学科 | 600点 |
獨協大学 国際教養学部 | 800点 |
三重大学 医学部・看護学科 | 500点 |
上記の通りでTOEICスコアの足切りがあります。
足切り点数ですが高かったり、低かったりしますよね…
ここで、
足切りの点数低いな…
と気付いた方はセンスありです。
というのも旧帝大学の名古屋大経済学部で590点、横浜国立大学経済学部で500点とかまぁまぁ低いTOEICスコアで受験することができますよね。
これ大学側がどういった生徒を求めているか判断するのに助かるんですよね。というのも横浜国立大学経済学部で500点というのは言い換えれば、TOEICスコア500点あればOKですよ。という意味です。
脱線しますがここからも大学編入は一般入試よりも求められるレベルが低いということがわかりますよね。
一方で、上智大学 外国語学部・英語学科は945点だったりしますが、これは大学・学部の特色で英語が必須といった感じなので、当然求められるスコアは高くなりますよね。こういった英語を特色にした大学・学部を受験する場合はTOEICを頑張るしかないです。
とはいえ理系なら600点、文系なら730点取っていれば問題なし
とはいえほとんどの方は英語特化の大学や学部を受験しないと思います。
なので理系なら600点、文系なら730点ほどスコアを取っていればOK。
さきほどの例で旧帝大学の名古屋大経済学部で590点です。なので730点取っていれば十分ですよね。
旧帝大でこのレベルなので730点取ってればある程度はどこでもOKです。
「大阪大学 外国語学部・英語専攻」、「神戸大学 文学部」などの足切りが730点なので、730点あれば難関校も受験可能です。
なので志望校でTOEICスコアが必須の場合は730点を目指しましょう。
ちなみに編入試験は理系を受験する生徒は英語が苦手な傾向があるので、英語をしっかり勉強しておくと他の受験生と差をつけることが可能です。一方で文系を受験する生徒は英語ができる生徒が多いので、英語はできて当たり前と思っておいてください。
TOEIC対策の難易度【文系>理系】
TOEIC対策ですが編入試験の受験科目の中でも難易度は比較的低いです。
というのも編入試験の専門科目などとは違い、TOEICは一般的な試験で対策方法が確率されているからです。
また上の図の通りで、TOEICは4つのレベル別に分けられ、理系で必要なTOEIC600点代はレベルCに区分されていて難易度が高くないことがわかります。ただし文系で必要な730点はレベルBに区分されいて難易度は少し高くなります。
なお平均点も高いことからも対策は難しくないことがわかります。
リーディング 260.6点/495点
トータル 581.2点/990点
※TOEIC®︎Program公式サイト参照
この通りで平均点は580点前後なので、理系の600点は決して難しくなく平均点を取ればいいことがわかります。
また一般的にTOEICで600点のスコアを取るには、300〜400時間の時間がかかると言われています。平日2,3時間、休日7,8時間ほど勉強すれば3ヶ月で達成できる計算になります。
一方で文系で必要になる730点ですが、730点以上の受験者はTOEIC受験者の中でも20%前後となっており難易度は決して低くありません。そのためTOEIC対策に十分な時間を使う必要があります。
ここからTOEICの勉強方法について解説していきます。
大学編入のTOEIC勉強方法
そんなTOIECの勉強方法ですが方法は無限大。
とはいえここでは独学で勉強する人向けにステップ編入学院でおすすめしている方法を紹介します。
公式本1冊やりこむだけでOK
結論ですが方法は単純で公式本1冊やりこむだけでOKです。
というのも英語のフィリピン留学で成果を出している日本人学校や様々な英語系の専門学校で、公式本をやり込む方法がおすすめされているからです。
TOEICの勉強方法ですが、色々な参考書に手を出す人が多いですが1冊を必ずやり込みましょう。
こういったことを言うと、
1冊をやり込んでも意味あるの?複数冊した方がよくない?
と聞かれますが、必ず1冊をやり込みましょう。
編入試験全般に言えることですが、複数冊の参考書を進めるよりも1冊をやり込む方が定着率が高くなります。
またTOEICは問題が似たり寄ったりしているので、1冊をやりこむことで問題が聞き取れたり、解けたりします。
ただしTOEICを勉強する前に英語の基礎力は必須です。
英語の基礎が心配は方は下記の手順で最低限の基礎知識を身に付けてください。
基礎文法を身に付ける
TOEICで600点や730点などの点数を取るには、最低限の基礎文法を身に付け必要があります。ちなみに高度な文法は必要なく、中学文法や少しの高校文法ができれば十分です。
TOEICは品詞や時世などが理解できていれば解ける問題が多いので、一般的な文法知識は必須です。
おすすめ参考書はこの通りです。
- Mr. Evineの 中学英文法を修了するドリル Mr. Evine シリーズ・・・基礎文法が簡単に身に付く1冊です。英語に苦手意識がある方はこの1冊からはじめれば、理解度がグッと上がって驚くはずです。
- 総合英語Forest 7th Edition・・・側に置いておきたい英文法の辞書的な1冊です。問題を解いている時に文法でわからないところがあれば、必ず何かしらの解決の糸口が見つかり心の安定剤になります。
正しい発音でリスニング対策をする
TOEICはリーディングとリスニングのパートに分かれていますが、どちらが点数を取りやすいかわかりますか?
受験生の皆さんは苦手意識があるかもしれませんが、リスニングの方が高得点を取りやすいんです。
さきほど紹介したTOEICの平均点をもう一度紹介しておきます。
リーディング 260.6点/495点
トータル 581.2点/990点
※TOEIC®︎Program公式サイト参照
この通りでリスニングの平均点が320点なのに対して、リーディングの平均点は260点になっています。
TOEICはリスニング対策が比較的簡単で対策がしやすいのでしっかり対策しましょう。
よくリスニング対策は「シャドーウィングがいい勉強方法だ」と聞くかもしれませんが、思考停止でシャドーウィングを勉強しても効果は期待できません。
というのも正しい発音ができなければ、正しく聞き取りをすることができないからです。
そのためにまずは正しい発音を勉強しましょう。遠回りに思えるかもしれませんが、正しい発音を勉強することでTOEICのリスニングパートは劇的にスコアアップすると思います。
- 英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる・・・英語の発音は母音、子音の組み合わせをマスターする必要がありますが、この1冊は正しい口の形をイラストで紹介し、CDで発音を聴きながら身に付けることができる発音のバイブル的な1冊です。
特に文系の方はTOEICで高得点を取る必要があるので、発音はしっかり勉強しておきましょう。
下記の記事で英語対策を解説しているので、興味のある方は読んでみてください。
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