【大学編入】英語の対策方法とおすすめ参考書を紹介する
こんにちは!ステップ編入学院の運営です!
この記事では、
大学編入の英語ってどんなレベル感なんだろう…編入試験は大学の1,2年の学習範囲から出題されるらしいけど英語も難易度が上がるのかな?おすすめの勉強方法や参考書があれば知りたいな。
という疑問にお答えします!
結論ですが編入英語は簡単です。
とはいえ出題される文章や英文内容は専門科目なので注意が必要。
記事内で深掘りします。
ちなみにこの記事を書いている僕は大学受験に失敗してFラン大学に進学。編入試験を知り人生を変えたい一心で努力し、大阪大学、神戸大学に合格しました。そういった経験から解説します。
〜本記事の内容〜
- 編入試験の英語は2種類【まずは仕組みを理解】
- 大学編入試験の英語は簡単
- 編入英語の対策は3ステップでOK
この記事を読めば「編入英語って難しいのかな?」、「どうやって編入英語を対策すればいいんだろ?」といった疑問が無くなって8,9割取れるようになりますよ!
編入試験の英語は2種類【まずは仕組みを理解】
大学編入では英語はほぼ必ず出題されるとても重要な科目です。
英語と聞くと当日の筆記試験を想像する人が多いですが、編入試験はそれだけではありません。
当日の試験で英語が筆記試験として出題されるパターンと、事前に所得したTOEICスコアを提出するパターンの2種類が存在します。
- 筆記試験 ・・・ 試験当日に英語の筆記試験が出題される。
- TOEICスコア提出 ・・・ 事前に所得したTOEICスコアの中から最も高スコアの証明書を提出。
それぞれのメリット、デメリットはこの通りです。
この記事では当日の筆記試験について詳しく紹介していきます。
TOEICについて詳しく知りたい方は、下記の記事で紹介しているので読んでみてください。
出題形式は和訳・英訳が中心となっている
各大学・学部によって英語の出題形式は異なりますが、編入英語と一括りにすると傾向があります。それは和訳・英訳が中心であることです。
一般入試だとイディオムや英作が当然のように出題されますが、大学編入ではほとんど出題されません。
なぜ和訳・英訳が中心に出題されるのかには理由があります。
それは編入試験で求められる生徒像が幅広い知識を持った受験生というよりも、論文を書く力がある受験生だからです。
逆に一般入試ではオールマイティーな幅広い知識を持った生徒が求められています。それはセンター試験、2次試験があり10科目近い教科が出題されていることからもわかります。
そのため編入英語では論理的思考を確認することができる和訳・英訳が中心に出題されています。編入試験の出題科目に小論文が多く出題されているのもそういった理由からです。
脱線しましたが編入英語について理解できたところで、編入英語の難易度について説明していきます。
大学編入試験の英語は簡単
結論ですが編入英語は簡単ですよ。
というのも出題される英語レベルは一般入試の国公立大学と同程度かそれより低いからです。
受験1年前にこんなレベルでも合格した人がいる
みなさん、
Tom and Jim 〇〇 kind.
この〇〇に入るbe動詞が何かわかりますか?
areだとわかる人はOKですが、この文法問題を理解でいない受験1年前の編入受験生が神戸大学に合格したことがあります。
かなり衝撃ですよね…でも編入英語は準備して努力すれば大丈夫とわかっていただける事例かなと思います。
また僕は受験生のときECC編入予備校に通っていたのですが、英語の集団授業はなんと5文型とかからスタートしてました…Cが形容詞だよって感じの指導でした。5文型って正直中学生レベルですよね。先生は編入志望者は英語ができない人が多いから5文型からスタートしてると言っていました。
かなり衝撃でしたが、こういった事実から編入試験の英語レベルが低いことがわかっていただけるかなと思います。
英語は後回しでいいか…
こういった話を受験生にすると、
編入英語は簡単みたいだし後回しでいいか。専門科目とか数学から進めようかな?
という方が多いですがNGです。
出題される英語の問題は簡単ですが、英語の基礎を身に付けるには6ヶ月〜9ヶ月ほどの長い時間がかかります。
なので英語は今すぐに勉強を開始すべきです。
とはいえ他教科よりもやることは少なく「単語力と読解力」を身に付ければOK。
「単語力と読解力」は習得するまでに時間がかかりますが、時間をかければ必ず習得できるので余裕を持って取り組みましょう。
ここからそんな編入英語の勉強方法について説明します。
編入英語の対策は3ステップでOK
編入英語の対策はいたってシンプルです。
下記の3ステップ通りに進めれば編入英語なら8,9割はとれるはずです。
- ステップ1. 単語帳を覚える
- ステップ2. 基礎理解
- ステップ3. 必要な応用理解「長文、文法・イディオム、英作」
ステップ1. 単語帳を覚える
編入英語はとにかく覚えている単語量が合否を分けます。
とはいえ難しい単語は出題されないので基本的な英単語を覚えればOK。
英単語帳についてはよく、
一般入試で使う英単語帳を使ってもいいですか?おすすめの英単語帳を教えてください。
という質問を受験生からされますが、一般入試で使う単語帳で十分対応可能です。
一般入試での使用を想定している単語帳ならどれも大差ありませんが、おすすめの英単語帳を紹介しておきます。
ちなみに注意点は自分のスタイルに合う単語帳を1冊選んだらその1冊をやり切ること。
一般入試を想定した単語帳は95%以上同じ単語なので2冊以上やるのは効率が悪いです。
それではおすすめの単語帳をみていきましょう。
ぶっちゃけここで紹介する単語帳に差はないので、直感的にいいなと思う単語帳を選びましょう。
速読英単語
形式 | 長文スタイル |
おすすめポイント | 長文スタイルなので単語を覚えると同時に読解力も身に付く |
速読英単語ですが僕も使用していましたし、編入予備校でも使用を推奨している単語帳です。
何と言っても長文スタイルなので単語を覚えると同時に読解力も習得できる点がかなりおすすめです。掲載されている単語も編入英語に十分対策可能ですし、単語と長文読解が同時に習得できるおすすめの1冊です。
英単語ターゲット1900
形式 | 単語スタイル |
おすすめポイント | 単語が1つ1つ掲載されているので単語だけに集中したい方向け |
ターゲット1900も一般入試でよく使われる単語帳ですよね。
長文読解と同時じゃなく単語は単語だけで勉強したいという方向けの単語帳です。
この単語帳を選ぶ方に注意ですが、「Part 3 ここで差がつく難単語400」はやる必要はありません。この400語を覚えても編入英語で出題される可能性は低いですし、使う時間と対価が合っていないのでここは飛ばしましょう。
どっちにしようか悩んでる方は、「速読英単語」を使っておけばOK。英語嫌いのTOEIC300点台だった僕もこの英単語帳を使って大阪大学、神戸大学に合格しました。
ステップ2. 基礎理解
単語帳と同時に進めて欲しいのが編入英語の基礎理解です。
編入英語の基礎理解ってなに?
と思うかもしれませんが、文法です。
極論ですが単語帳を覚えて文法さえ理解すれば編入英語の難易度はグッと下がりますよ。
ちなみに編入英語で7〜8割取るための文法を身に着けるなら2つの参考書を進めるだけでOK。
まずは最低限の文法を理解
最低限の英文法は理解しているという方はここは飛ばしてもらっても大丈夫です。
ただ「文法ちょっと怪しいかも…」という方は下記の参考書を必ず読みましょう。たった2,3日で読めて基礎文法が理解できるので。
この参考書は中学英文法と書いてますが、高校、大学の英文法の基礎でもありまして中学生でも理解できるように書かれているベストセラーになった参考書です。
僕は英語が苦手だったのですがこの参考書をペラペラ2,3日読むだけで今までの英語の苦手意識が吹き飛んで基礎文法が理解できるよになりました。
基礎文法が怪しい方はまず読んでみましょう。
編入英語に必要な文法を理解
最低限の文法を身に付けた、またはすでに習得している方は下記の参考書を進めましょう。
Forestは最も英文法を網羅的に掲載している参考書でして、この1冊をやり込めば編入英語の文法は完璧です。
この参考書のいいところは図解付きで文法をセクション毎にまとめているので、時間がある暇な時にペラペラめくりながら読み進めることができる点です。
この参考書で英文法の基礎を身に付けて編入英語に備えましょう。
ぶっちゃけここまで完璧にするだけで編入英語に関しては他の受験生に負けないレベルになっていますが、アウトプットに関するスキルが足りていません。英単語、文法は完璧だけど英作文ができないという感じで、アウトプットの部分ができていないので対策が必要です。とはいえ対策は簡単なのでそれぞれの対策方法についてみていきましょう。
ステップ3. 必要な応用理解「長文、文法・イディオム、英作」
編入英語は「長文、文法・イディオム、英作」の形式で出題されることが多いです。
なので英単語、文法で習得したスキルをアウトプットする練習をすればもう編入英語は怖くありません。
受験校の英語の過去問をみて「英作文が出題される方は英作文」、「イディオムが出題される方はイディオム」を対策しましょう。それぞれおすすめ参考書があるのでみていきましょう。
長文:英語長文問題精講
受験当時の僕は英語の長文参考書を複数冊試しましたがこの「英語長文問題精講」が編入試験の質と量に似ていて重宝しました。模擬練習にもなるのでおすすめですよ。
この参考書の使い方ですが単語帳と同様に他の長文問題に手を出さずにこの1冊を複数回やり込むことが重要です。
同じ長文問題を解いても意味あるの?
と聞かれますが、現在TOEIC830点の僕が英語学習で感じのは数学と同様に繰り返すことが重要だということです。
というのも英語の長文も流れが決まっていてほぼ同じような問題しか出題されません。(話の展開ってほぼ同じですよね)なので繰り返し読むことで流れを読めるようになってきて長文がスラスラ頭に入ってきます。
この参考書はある程度難易度が高いので途中で投げ出したくなるかもですが、2,3ヶ月続けると慣れてきますよ。継続できる人は編入試験で勝てますので頑張ってください。
文法・イディオム
この参考書のすごいところは一般入試に出題されるイディオムのほとんどを網羅している点です。一般入試を網羅しているとはイコール編入英語にも使えるので、イディオム(熟語)が出題される場合は必ず読んでおきたい1冊です。
また凄い点がありましてイディオムが出題される編入英語ではほとんどが空欄を埋めて熟語を完成させる形式なのですが、この参考書はそのままのスタイルになっていて本番と同じように習得できるのがおすすポイントです。
英作
英作文は苦手とする方も多いですよね。僕も英作文の対策には時間がかかりました。
編入試験の英語で英作文が出題される場合は、早めの対策をしておくことをおすすめします。
この参考書は英作文がスラスラ書けるような内容になってまして、数学と同様に型を覚えておくことで色んな文章に対応できるといった内容になっています。
受験校の編入英語で出題される出題形式に応じて上記の参考書をやり込めば合格に近づくことが可能です。
文章や英文内容は専門科目です
少し脱線ですが編入試験で出題される文章や英文内容は受験学部・学科の専門科目の場合がほとんどです。
例えばですが、
- 工学部化学科 → 化学に関する英語
- 経済学部 → 経済に関する英語
といった感じで出題されるのは専門科目のお題がほとんどです。
なので専門分野で頻出の英単語を覚えておく必要があります。
とはいえ難しくなくて、過去問を3〜5年分解いてわからなかった専門分野の単語を覚えるだけでOK。専門分野を勉強していればなんとなくわかったりしますし焦る必要はなしです。
ここまで説明した対策をすれば編入英語がスラスラ解けるようになりますよ。
また専門科目の文章をもう少し勉強したいという方は下記の参考書がおすすめです。
※余裕がある場合にやればよくて必ずしも必要ではありません。
理系の方は「ACADEMIC 中級 自然科学」がおすすめでして自然科学に関する英語が掲載されているので、より編入試験問題に近い問題を解くことができますよ。
また文系の方は「ACADEMIC 中級 人文・社会科学」がおすすめでして、タイトル通り文系学部で出題される問題に特化した文章を勉強することができますよ。
まとめ:編入英語は簡単だけどすぐに勉強すべき
以上ですが編入英語は簡単で勉強方法もわかったかと思います。
簡単だけど英語の習得には時間がかかるので早めの対策が需要です。時間をかければ英語が得点源となるので必ず早めに対策しておきましょう!
大学編入試験は決して難しくありません。しっかり対策をたて、努力すれば国公立大学や難関私立大学に合格することが可能です。あなたも編入試験で人生を変えてみませんか?ステップ編入学院が全力でサポートさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。